'94 Dorian Yates Japan Tour 大阪

私の人生の岐路?とも言うべき年の記念すべきツアーです。
私は、この時も今も単なる一ボディビルファンですので、なんら問題はございませんが、この会、在米トレーニング同好会なる団体が主催だったのですが、何故か日本ボディビル協会から圧力がかかったらしく、日本ボディビル協会の所属選手は観に行ってはいけないとか、ようわからん指示が出ていたらしいです。
マイナースポーツのマイナー団体同士が争っている間はメジャーにはなれないですよね。

ということで、在米トレーニング同好会の会長?で現在もアメリカでフォトグラファー、ビデオグラファーとしてプロビルダーを撮りまくって、世界一面白いボディビルビデオを出し続けている岡部充さんの司会で始まりました。MOCという会社からそのビデオは出ていますが、日本ではアイアンマンジャパンが販売代理店みたいですよ。

はっきり言って、他から出ているビデオをとは迫力が違います。ご購入の際はそちらからどうぞ。

そして、ドリアン・イエーツさんの登場です。最初の印象はでかい外人だなってくらいでしたね。

自分から話すより質問を受けるとのことで、すぐに質問コーナーになりました。なんか、通訳に充さんがいるのに英語で質問する人が多かった気がしましたね。なんでかな?

ここで、私が衝撃を受けた、マイクを回す前に、「聞きたいなら、叫べ!」というドリアンさんのブラッドアンドガッツ発言がありました。欲しいものを手に入れるためには努力を惜しまない人だと思いましたね。

「ステロイドとかの薬物は使用しているのか?」という質問には、日本語で質問している最中に「質問は分かりました。」と答え、あっさりと薬物使用を認めておられました。ただし、「プロで成功するというメリットと健康を害するリスクを比較してメリットが大きいと思われた使用であって、皆に勧めるものではない。」と言っておられました。

最近、シュワルツェネッガー知事がドーピングの薬物使用を認めないと言いつつ、自分の選手時代の使用は認めている矛盾が問題になっているようですが、結局、自己責任ってことですかね。

そして、この頃現役のストロング安田さんと白坂義夫さんの身体を調整して動かせる筋肉にしてトレーニングするというセミナーがありました。

この頃は安田さんとは全く知り合いでもなく、「へえ、アメリカで頑張ってはる日本人なんや。」って程度の感じでしたね。最近は生きるエネルギーの高さが凄い人だと思っとります。

 

結構、皆さんドリアン目当てなので、席を立つ人もいたように記憶しております。

後に、白坂義夫さんだけのセミナーにも参加したことがありますが、マッサージ的なことや整体的なことをすることで、パフォーマンスの高い身体に出来るそうな。

ドリアン・イエーツの写真販売&サイン会です。結構、ブラッドアンドガッツって言うくらいだから恐い人かと思ってましたが、ブースに入る前に売りもんの帽子を手にとって自分で被ってみたり、おどけたところも見せておられました。

隣に座っているプロレスラーみたいな人は、トレーニングパートナーの方だそうです。

現役時代の安田さんのポージングです。コンディションはオフですが、良い身体されていますね。この頃は確か、アメリカで活躍されていたと思います。

そして、ドリアン・イエーツさんのポージングです。なんせ私、初めて見たプロビルダーがドリアンさんだと思うので、衝撃はえらいもんでした。写真やビデオでは伝わらない生の迫力って凄いっすよ。なんか、プロって人間離れしていますよ。質感的にカバとかサイって感じですかね?ほんと、100%ビーフですね。皆さんもプロビルダーは死ぬまでに1回見た方が良いですよ。人生凄い人もいるもんだと心から思いますよ。

そんで、アンコールですね。多分。
この日は記念すべき、私がボディビルに入信した日ですね。